AFM&野菜ソムリエプロ 福島玲子の今月の野菜

【なす】

日本へは、奈良時代に中国から渡来。昔からある野菜の一つなので日本の各地に多くの品種があります。九州地方の暖かい地方では、大長ナスなど長くて太いナスが多く、北の方は、丸ナス、ピンポン玉ぐらいの大きさの小茄子から大きい丸ナスまで様々な大きさがあります。
夏の始まりから秋まで長く食べることのできるナス。
焼きナス・揚げナス・ラタトゥユのような煮込み料理もおすすめです。
ナスの紫色はアントシアニン類の色素である「ナスニン」が含まれています。
アントシアニンには、植物が紫外線などの有害な光によるダメージから自分の体を守るという働きがあります。
人間でいうメラニンの役割になりますね。人間は太陽からの紫外線を受けると、メラニンという色素によって肌を黒くすることで、体内に紫外線が入ることを防ぎ、細胞が傷つかないように守っています。
植物は自分自身でアントシアニンなどの色素をつくり、紫外線などの有害な光から体を守ります。
 原産地はインドなので暖かい気候を好みます。保存場所は常温保存がおすすめです。
5度以下での保存は、内部が褐変するなどの低温障害をおこしますので冷蔵庫の野菜室で保存する時は、乾燥ししなびないように新聞紙などに包んでポリ袋に入れて保存してください。
ナスの目利きは、皮に光沢とハリがあり表皮に色むらがなく額の下が白いもの。トゲのある品種は、とげがピンととがっていて触ると痛いぐらいのものが鮮度良好です。
アスリートは、外で太陽の光を受けて練習することが多いスポーツもあります。ナスのアントシアニンを体に取り込んで紫外線から体を守っていきましょう。ぜひ皮も一緒に召し上がってください。

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