AFM&野菜ソムリエプロ福島玲子の今月の野菜

エダマメ

エダマメは、大豆の若さやや若さやごと枝を収穫し未成熟な豆を食します。アスリートにとって必要な栄養素ビタミンB1を多く含み夏バテ防止や疲労回復に効果があると期待されている野菜の一つです。
 エダマメを成熟させた大豆の原産地は、東アジアで中国北部といわれています。日本へは縄文・弥生時代に伝来し、「古事記」・「日本書紀」に米や麦とともに五穀のひとつと記されておりますが、いつごろから大豆の若さやとしてエダマメを食べるようになったかは正確にわかってはおりません。江戸時代には、枝に付いたままの状態で茹でたえだまめをそのまま食べ歩く、ファストフード感覚の食物となっていたようです。また19世紀にペリーの来航によって、大豆は米国に伝播し現在ではその米国が世界最大の生産地となり、日本へも大量に輸出されています。
さあお店で選ぶときは、どこをポイントに選びましょうか??実がぷっくり膨らんでいて、さやの緑色が鮮やかで産毛が濃く生えそろっているものがおすすめです。枝付きでしたら枝の節と節との間隔が狭く密集しているものの方が良いでしょう。これからの季節夏の終わりとともに茶豆も出てきます、ふくよかな味の茶豆もおいしくお召し上がりください。
ご家庭では塩ゆでにしたエダマメを食べることが多いと思います。塩ゆでの塩の濃度は、水の量に対して4%。これより少ないと莢の中の豆まで塩味が浸透していきにくくなり、それよりも多いと塩分が強すぎて水分が出て豆が固くなってしまいます。ゆで時間は、食感のお好みにもよりますがちょっと固めがお好きでしたら短めの1分で、程よい食感は3分ぐらいでいかがでしょうか。おススメ料理の一つにフライパンにサラダオイル・ニンニク・鷹の爪を入れて香りが出てきたところに莢ごとエダマメを入れてペペロンチーノ風に炒める。
夏にピリッと辛みを加えたエダマメはいかがでしょうか??
今年の夏おつまみにエダマメを食べて、この夏の猛暑を元気に乗り切っていきましょう。
20180803

アスリートフードマイスター埼玉コミュニティー

スポーツ栄養をもっと身近に。 埼玉から『食』発信! 【アスリートフードマイスター埼玉コミュニティー】

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